こんにちはー。くまぽろです。
いつもは本を紹介してますが、今日はとてもおもしろかった動画を紹介したいと思います。
食の安全に興味のある方は必見!
食品添加物は全然気にしなくていい!?
「添加物は問題ナシ? 食の安全性を科学的に判断する」
突然ですが、あなたは自分の食事に気を使っていますか?
巷には「これを食べると健康に良い」とか「あれを食べると体に悪い」とか、本当にいろーんな記事や動画がありますよね。
わたしはだいぶ前から花粉症だったのですが、いろいろ本を読んだり動画を見たりしているうちに、「花粉症って食事を正せば治るのでは?」という疑問を持ってから、少しずつ自分の食べているものを見直すようになりました。
しかししかし、そうしてある程度勉強した上でも、食品添加物のあれやこれやって、本当にたくさんの論があって、何を、どこまで気にするべきなのか、よくわからないな〜と思っていました。
「知識を身につけて、自分の食事をより良いものにしよう」という考え自体は良いけれど、正直気にしすぎるのもストレスになって良くないのでは、と。
そのバランスの取り方についての現時点での一番良い結論が、ずばり、今回紹介したい動画の内容です。
YouTubeチャンネル「武田邦彦の幸せ砂時計」の
「添加物は問題ナシ? 食の安全性を科学的に判断する」
というLIVE動画です。
1時間40分と長めの動画なので、以下に内容まとめを書きますが、
- そもそもの考え方を学べる
- 参考にしているデータなどを見られる
ので、ぜひ見ていただくのをオススメします!
内容まとめ
現在の規定値以内で使われている食品添加物は問題ない。農薬も大丈夫。
ただし、遺伝子組み換え食品は、わかっていないことが多いので危険。
日本人が、歴史的にあまり食べてこなかったものは、体に合わない。食べてもいいけれど少なめに。
(砂糖、パン、ケーキ等甘いもの、揚げ物など)
「食べる」とは、他の生き物の命をいただくこと。
食べ過ぎてダイエット食品などを食べるというのは、そもそも「命をいただく」という気持ちがない。
他の民族のデータを元に判断するのは、間違い。
アメリカ人にとって良いかどうかと、日本人にとって良いかどうかは違う。
以下、品目についてのまとめ。
(○△×はわたしが聞いた上での判断で、動画内で○△×で表現しているわけではありません)
タバコ ○
吸う人は減ったのに、肺がん患者は増えている。
弱い発がん物質を日常的に受けることにより、制がん物質もちゃんと作られる(=トレーニングになる)。
北欧の人はタバコを吸うと肺がんが増えるが、日本人はタバコを吸わないと肺がんが増える。
お酒 人による
日本人は、約半分の人が生まれた直後はアルコールの分解酵素を持っていない。
(ヨーロッパの人は、ほぼ全員が持っている)
飲んでいるうちにある程度分解できるようにはなるが、飲めない人にとっては、他の添加物なんかよりよっぽど危険。
塩 ○
食塩を摂ることで血圧が上がる人は、日本人のうち2割のみ。
塩も民族によって違う。
降圧剤を売る商売として、「減塩」と騒がれているだけ。
トランス脂肪酸 ○
日本人にとっては今の平均的な摂取量であれば問題ない。
(アメリカ人にとっては問題がある)
よく使われているものには、菓子パン、クッキー、ケーキ、揚げ物などがあるが、トランス脂肪酸に問題があるというより、そもそもそれらの食品が外来のものなので、日本人にとっては体に合わない。
植物油 △
日本人にはあまり良くない。動物油のほうが良い。
(ヨーロッパの人にとってもそんなに良くない)
同量以上の動物油を摂れば、植物油も摂って大丈夫。
人工甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK) △
ガム、飴、アイスなどに入っているが、砂糖よりははるかに良い。
ダイエット食品、ノンカロリー食品等にも入っているが、そもそも食べるということは命をいただくことなのに、たくさん食べるけど太りたくないからカロリーを抜いて食べるというのが、筋道が間違っている(=他の生き物の命を過剰に奪っている)。
甘いものはなぜ美味しいと感じるのか。
→砂糖などの甘味は昔はなく貴重だったので、体が「今摂っておかないと!」と強く求めてしまう。
タール色素(合成着色料) ○
赤色3号、黄色4号などの着色料の総称。
危険なものは現在ではすべて禁止されていて、残っているものは安全。
石油から作られているからダメ?
→石油は生物の死骸。自分達がふだん食べているものもすべて生物の死骸。石油から作られていることが問題のように語られることが多いが、それ自体は問題ではない。
亜硝酸塩(ナトリウム) ○
ハム、ウインナー、ベーコン、ソーセージなどに使われている。
発がん性があると言われているが、弱い発がん性があるものを除いてしまうと、むしろがんになりやすい。
ただし、上記の食品がそもそも外来のもののため、日本人にはあまり合わない。
おこげ、焼き魚、タバコなどの弱い発がん性物質をとったほうがいい。
放射線も自然被曝の量を浴びたほうが浴びないより発がんが抑えられる。
安息香酸ナトリウム △
保存料。細菌やカビの繁殖を抑える=毒。
ただし、量の問題なので、少量であれば大丈夫。
ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、防カビ剤、OPP、OPP-Na、TBZも保存料なので同様。
グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等) △
これも少量であれば問題ない。
蚊取り線香のほうがずっと毒性がある。
農薬 ○
法律で規定された量であれば大丈夫。
それを超えているものは犯罪なので、話が別。
無農薬なんてほとんど無理。
遺伝子組み換え作物 ×
遺伝子を組み替えた作物を人間が食べたときに、どういう影響が出るかわからない。
短期的には影響が出ていないというだけで、二世代、三世代後に影響が出ないかどうかはまだよくわかっていない。
未知の部分が多いので危険。
ADIという考え方
現在の添加物の使用量は、「無毒性だとわかっている量」の100分の1以下(=ADIと呼ぶ)、という基準で決められている。
感想
いや〜、おもしろかったですし、結論でまとめたとおり、考え方がシンプルでよかったです。
日本人が昔から食べてきていないものは、食べるなら少しにしよう。
これだけで良いって考えると、ストレスもないし、わかりやすい。
もちろんほんとは鵜呑みにしないで、一つ一つ自分でも調べないといけないとは思いますが、根底にある考えの論理の筋道が通っているので、「まぁそうだろうな」と思えます。
そして、一番大事なのは「命をいただいているのだ」ということ。
恥ずかしながらわたしは、こう意識できるようになったのは本当につい最近のことで…。
今まで、なんて不届き者だったのだろうと思います。
でも毎日ごはんの前に、命をいただくのだと思って、手を合わせて「いただきます」と言うと、それだけで満たされているという気持ちになりますね。
そんな大袈裟なって思うかもしれませんが、ほんとに日々の暮らしの中での気持ちが少し変わります。
わたしはこの気づきで、また少し人生観が良い方向に変わったような気がしています。
武田先生はこの動画以外にもたくさんためになるお話をされているので、動画がおもしろかった方は、ぜひぜひ他のものも見てみてください。
この動画はライブだったので長めですが、他の動画は10分程度のものがたくさんあります。
だいたい視聴者さんの質問に答えているものが多いですね。
今後は、武田先生以外の動画も含め、「これは良い!!」という動画を見つけたら、また紹介していきたいなと思っています。
以上!