こんにちはー。くまぽろです。
最近の異世界ものアニメについて、みんな思うとこありません?
わたしはあるので、物申すよ。
異世界アニメが流行ってるけど…
えー、最近のアニメやラノベ界隈では、異世界に転生しちゃう系がめちゃめちゃ流行ってますよね。
- リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)
- このすば(この素晴らしい世界に祝福を!)
- 転スラ(転生したらスライムだった件)
ここまではよかったんだ、うん。
しかし、今期(2019年7月ごろ)や前期のアニメの異世界ものは、さすがにどうなの?と思ってしまう。
もともとマンガや小説だったものをアニメにするって、なかなか膨大な作業なわけじゃないですか。
だからアニメ化っていうのは、選ばれし者だけが辿り着くことができる場所だと思っていたんだけど…。
お願いだから、どれをアニメ化するのか、もっとちゃんと選んでほしいんですよおおお。
異世界ものだったら何でもいい、みたいな選び方しないでくれ〜。
オリジナリティに誇りを
もう少しオリジナリティというものに気を配ってほしいんだ。そういうのは作家にとってプライドがかかってくるところなんじゃないのかな?
↓
謎に主人公がすぐにそれを受け入れる
↓
魔法使ってみたら強すぎてチート
っていうのは、もうやり尽くしてるからおなかいっぱいなんですよ。
いや、異世界もの書きたいのだったら、それでも全然良いんだけど、流行ってるからこそ独自色って大切じゃない?
キャラクターの行動が意味がわからない
あとですね、つまらないとかの前に、もっとキャラクターをちゃんと作ってほしいんだ!
キャラの感情の動きや行動にまったく賛同や共感ができなくて、ぜんっぜん感情移入できないのは、ほんとにやめてほしいんだ。
キャラクターの気持ちに感情移入できるってことは、アニメだけじゃなくマンガでも小説でも映画でもドラマでも、すごく大切なことだと思う。それがちぐはぐだと本当に見ていられない。
最近の異世界ものアニメは、とにかくキャラクターが異世界に飛ばされたあと、主人公があっさりそれを受け入れるところがまず意味がわからない。
異世界に飛ばされて困惑するシーンがほとんどなくて、「まぁこういうこともあるっちゃあるのかな〜」みたいなノリで受け入れて次の行動に移っている。
いやいやいや、異世界に飛ばされてる意味はどこなのー。
ありえないことが起こって、何もわからない世界で、これからどうして行けばいいのか。
その中で目的を見つけて、困難をどう乗り越えていくのか。
異世界に飛ばされるっていうのは、そこを描きたいんじゃないのかな?ちがうの?
このキャラクターの感情や行動がしっくり来ないという意味では、異世界ものではないけど『鬼滅の刃』もものすごい違和感を感じてしまう。
設定だけで無理やりキャラクターを動かしてる感。
シリアスな中にほんわかする笑いを入れたい、っていう作者の意図だけで、キャラクターがおちゃらけてる感。
世界設定や物語の土台はすごくおもしろそうなだけに、もったいなすぎるなって思ってます。
好きな人いたらごめんね。
どうしてこうなってしまうんだろう?
想像力がないのだろうか?キャラクターが勝手に動いてくれるところまで、キャラクターを練り上げられてないのかな?
誰でも、家族、彼氏・彼女、仲良い友達などを思い浮かべて、
「こういう出来事があったときに、あの人なら何て言うかな?どういう反応するかな?」
って考えたらある程度想像できると思うんだ。
実際にそうなったら、想像と違うことを言ったりするっていう場合ももちろんある。けど、その子のキャラクターがわかっていれば、やっぱりわりと想像つくものじゃないかな?って思うんだ。
アニメのキャラクターだってそれと同じで、その子がどんな子かわかっていれば、違和感を強く感じる無理やりな動きにはならないと思うんだ。
どんなふうに考えて、何を言って、どう行動するのか。
その子ならではの理屈とか感情の動きがあって、結果その反応/その行動なのだと視聴者も納得できるものになると思う。
自分が異世界に放り込まれたら
ちなみに、みんなは自分が異世界に同じように放り込まれてしまったら、どういう行動に出るだろうって考えたことありますか?
わたしはこうやって悶々と考えているついでにね、考えてみましたよ。
いや、けっして暇なわけじゃないんだよ。
まず前提として、元の世界で死んでないのだとしたら、「帰りたい。どうしたら帰れる?」という発想が一番マジョリティだと思うんだ。
だって、まだ死んでないのだよ?
最初にあげた『このすば』『転スラ』は現世で死んで、異世界に転生しているので、まぁ気持ちを切り替えないといけないのはしょうがない。でも死なずに召喚(?)されたら、ふつうは帰りたいよね?
(そういう点では『リゼロ』はたしか現世で死んでないと思うので、レミリアたんのためだけという動機で、あんなふうにがんばれるのはやはり少し違和感はある。まぁでも「死んだら時間が巻き戻ってやり直し」という設定はおもしろいよね。)
大切な人、家族、友達がいて、その人たちが心配するところを想像するよね?
子どもがいる人は本当に取り乱すだろうし、一生懸命していた仕事が中途半端になっているのも気にかかる。他にも、やり残してること、楽しみにしていたことなどがよぎると思うんだ。
わたしが、何かのきっかけで、異世界に行っちゃったとしよう。
目が覚めたら見知らぬ場所にいて、モンスターに襲われちゃって、通りがかった冒険者が助けてくれたりしたとしよう。
そうなったら、「・・・まじ?」って思いつつ、一番に考えることは「何か大掛かりな仕掛けでドッキリなんじゃないか」だと思った。
冒険者が自分の身の回りでは考えられない服装していること、ガチの剣を持っていること、さらには魔法も見ちゃったとしよう。
「・・・やばい。まじ?」ってなるよね。
でもなぜか言葉は通じるのだ。たぶんこの点が、一番ドッキリを疑うポイントになるはず。だって日本語通じるのすごく不思議だよね?
とりあえずどうしたらいいかまったくわからないけれど、「別の世界から来た」みたいな発言をして果たして大丈夫かは不安なので、記憶喪失になったふりから始めそうな気がする。
だって「こいつ頭おかしい」と思われたり、「異世界から来たものは魔王を倒すという伝説が・・・」とか話されたりしたら、困るもん。帰りたいし。
いやー、でもここは迷いどころですよね。
「異世界から人が来る」というのがそっちの世界の人にとって、どういうことなのか。
「異世界から人が来る」ことがありえると思っているのか、ありえるならどういう場合だと思っているのか。
あるいは、今のわたしたちの世界のように「そんなのはファンタジー」と思っているのか。
それによって自分の状況を人に話せるかもだいぶ変わってくるはずだ。
本当なら、信頼できる人に話したほうがいいよね。じゃないと、何も情報が集まってこないし…。
うーん、しかしなぁ。ここの決断がかなり運命の分岐点になりそうだ。
とりあえずは黙っていて様子を見ることにしたとしよう。
とにかく生きていかなければなので、街に連れていってもらって、衣食住の心配をせねばならない。
自給自足する or 何か仕事を見つけて当面暮らせるようにする、の二択だろうか。
それで一応暮らせる手段を見つけたら、自分のまわりの状況を少しずつ把握しなくてはならない。
世界地図を見せてもらったり、その中で自分はどこにいるのか把握したり、1+1=2などの数学・科学系の常識が通じるのか確認したり、魔法がどんな仕組みなのか人に聞いたり、などなどしてみるだろう。
もしかしたら同じ宇宙の別の星だ、って可能性もワンチャンはある?
そっちの世界にも宇宙があって、自分たちが今いるのが星で、球体で、重力がある、とかが通じるのかも気になる。
というところまで考えて、「いや、ほんとどうでもいいな、これ」と思ったので、このへんにしておきます。
まとめ
つまり、結論は。
- 異世界に飛ばされてもいいけど、明らかな独自色を出そうよ!
- キャラクターをしっかり定めて!
- 感情や行動をちゃんと共感できるようにして!
よろしくお願いします!
ふぅ、ちょっとスッキリした。
以上!