こんにちはー。くまぽろです。
2020年の5冊目。
大山誠一郎さんの「アリバイ崩し承ります」。
TVドラマにもなった話題作ですね〜。
アリバイ崩し承ります
著:大山 誠一郎(おおやま せいいちろう)
★★★★☆
LINEノベルで無料で1日3話ずつ読めます。
小説系は最近ほとんどLINEノベルで読めるものを読んでます。笑
だって話題作がたくさんあるんだよ、すごい。
「アリバイ崩し承ります」は、今期(2020年2月〜)TVドラマにもなったので、かなり有名なんじゃないかと思います。
短編集で、容疑者のアリバイトリックを崩すということに特化したミステリー作品です。
作品紹介
美谷時計店には「時計修理承ります」とともに「アリバイ崩し承ります」という貼り紙がある。
新米刑事である「僕」は、本当は事件内容を外に漏らしてはいけないと知りつつも悩みに悩んで、事件を時乃に相談する。
ストーカーと化した元夫のアリバイ、郵便ポストに投函された拳銃のアリバイ……
「時を戻すことができました。アリバイは崩れました」
難事件を話で聞いただけで解決してしまう、まさにシャーロック・ホームズ的な探偵小説。
「2019本格ミステリ・ベスト10」第1位の人気作です。
ちなみに、ドラマの最終話はこの本には含まれていない別の話のようです〜。
感想(ネタバレなし)
「ほんとによくこんなこと思いつくなぁ」というアリバイトリックが目白押しで、発想がおもしろい作品。
個人的には、時乃のおじいちゃんのアリバイの話(=「時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ」)が好きです。
犯罪はせずにアリバイトリックだけを実際にやって、時乃に問題として出題した話は、とても温かくてかわいらしいし、トリックもおもしろくてすごく良かったですね〜。
また、「時計屋がいちばん時計について詳しいんだから、時間をごまかすアリバイについても時計屋は専門家だ」という時乃の謎の主張も、けっこう好きです。笑
ただ、やっぱりアリバイの中には、「それはさすがに無理じゃないか」と思うようなものもありましたね。
あと短編集なのもあって、ちょっとあっさりしすぎかなぁっていう感はありました。
あまりキャラクターの内面は描かれなくて、タッチが軽いです。
でも逆にそのライトな感じが、アニメ化したら受けそうな気はします。
ビジュアル的にも、かわいい時計屋さんの女の子が事件解決する、っていうのが萌えるのはわかる。
さくっと読めるので、興味ある方はぜひ!
以上〜!!