新型コロナウィルス(Covid-19)騒動を考えよう:日本の死者数やインフルエンザとの比較

こんにちはー。くまぽろです。

新型コロナウィルスが出始めてから、あっという間に一年が経ちましたね。
わたしは、2020年の夏頃に友達にきっかけをもらい、このコロナ騒動に疑問を持ち、詳しく知ろうと思い立ちました。

最初はわたしも普通に、マスコミ報道や政府の見解をそのまま受け取っていました。

でも調べるうちに
「え?なんでこれをちゃんと報道しないの?」
「さすがにおかしくない?」
と思うことが増えていき、その点と点がつながるように、少しずつ全体像が見えてきました。

調べてわかった主要な疑問点・報道されていないこと・虚偽の報道と思われる点などを以下に整理していきます。
現状を理解し、自分の行動を選択するための参考になれば幸いです。

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2020年の死者数

まずは大局的に、一年経った上での日本の死者数から見ていきましょう。

一体2020年にどれだけ死者数が増えたのか、というと・・・

厚生労働省が発表した人口動態統計(速報)によると、2020年に死亡したのは138万4544人。
前年より9373人減少した

1万人弱、減りました。

しかも、日本は年々高齢化していて、今まで毎年約2万人ずつ年間死者数が増えていく傾向にあったんです。
それが約1万人減。

なので実質、本来の想定より3万人減です。

参考:日経 年間死亡数11年ぶり減 コロナ対策で感染症激減

参考:厚生労働省 人口動態統計月報(概数)令和2年11月分
※5ページの下半分に、2020年1〜11月の合計値と前年との比較表があります。
※6ページの中段右に、月毎の死亡数のグラフがあります。
※2020年1〜12月分は、厚労省が諸般の理由により発表を取り止めています。

あれだけ外出自粛だ緊急事態宣言だとやって、なんと死者数減!

「え、じゃあもうこんなに経済活動止めることしなくてよくない?」
そういう疑問がまず湧いてきますよね。

そりゃ最初は警戒するのはわかります。
ですが、ある程度期間が経ってデータが得られたのに、それで軌道修正しないってどういうことなんでしょうか?

また、上記の参考リンク1つめの日経の記事に主要な死因の増減グラフが載っていますので、転載します。

病気で亡くなる方の数がこれだけ減ったのに、あんなに報道で医療崩壊だと煽っているのには、大いに疑問が湧きますね。

コロナ死者のカウント方法

次に、コロナ死者数の報告の仕方について、見ていきます。

厚生労働省は、都道府県などに対して、以下のような通知を出しています。

新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症患者の急変及び死亡時の連絡についてより引用

厳密な死因を問わないんですね。

つまり、コロナが直接の死因だった場合に加え、別の死因だけどPCR陽性だったという場合も混ざっているんです。

これまでのインフルエンザなども同じように集計して発表しているなら、基準が同じで比較できるのでいいですが、そうじゃないと困りませんか。
明らかに多くなる数字を発表している、ということになります。

このカウント方法だと、「直接死」ではなくて「関連死」という意味合いが強いですし、また後述するようにPCR陽性は感染を意味しないので、症状はなかったのにコロナ死者としてカウントされているのはカウント方法が乱暴すぎるのではないでしょうか?
下手に不安を煽ることにつながっていると、わたしは思います。

PCRの陽性者は感染者ではない

コロナは死者のカウント方法だけでなく、感染者数についてもカウント方法がおかしいです。

報道では毎日「感染者数 xx名」と報道していますが、正しくは「PCR陽性者数」です。
PCR検査は、鼻咽頭などから採った検体にウイルスの遺伝子の断片があるかどうかを調べる検査であり、陽性になったとしても感染や発症とイコールではありません

ウイルスが体内に入る(=PCR陽性。残骸の場合もあり)

ウイルスが細胞に侵入する(=感染

症状が出る場合(=発症)、出ない場合(=不顕性感染)がある

毎年流行るインフルエンザでは、発症していない人に検査したりしませんよね。
ちなみに、無症状が感染を広げると言っているのも根拠のない主張です(詳しくは別記事で書きます)。

このように、死者数だけでなく感染者の数についても、不安を煽るような正確でない報道をしていることがわかります。

インフルエンザとの比較

さて、次はインフルエンザと比較して見ていきましょう。

ここでちょっと前置きしますが、わたしが一番最初にコロナについて違和感を持ったのは、今までにこんな報道のしかたをしているのを見たことがないということでした。

何人感染したとか何人亡くなったかとか、毎日毎日ずーーーっと言われ続けたことってないですよね。

新型コロナ以前も日本全国で毎日、人はいろんな理由で亡くなっています。
日本だと1日に3,4千人亡くなっています年間で140万人弱)。
ですが、わたしたちはそれを特別には意識せずに暮らしてきたわけです。

何が言いたいかと言うと、もし死者数の状況に変化がなくても、ニュースが「今日は何人死亡」と毎日毎日伝えたら、明らかに社会が変わってしまうだろうと想像できる、ということです。

なので、ただコロナの死者の絶対数を見るだけでは、判断基準にならないと思いました。これまでと比較することが大切です。

死者数

ということで、感染症として一番身近で患者も多いインフルエンザと、まずは死者数を比較してみましょう。
比較に使うデータは、コロナのカウント方法が特殊になってしまっているので、近しいと思われるインフルの関連死で比べます。

新型コロナ:約9千人(2020/4〜2021/3)
インフルエンザ:約1万人(例年の平均)

なるほど、関連死者数はインフルよりちょっと少ないか、まぁ大体いっしょと見るか、という感じですね。

うーん、外出自粛の影響とかも考えると完全にそのまま比較できるというわけでもないですが、先ほど指摘したとおり、コロナ死が多めにカウントされていることも踏まえると、インフルの何倍もまずい、という事態にはなっていないことがわかります。

比較のために、他の死因での死者数を、例として書いておきます。

がん:38万人
心疾患:21万人
脳血管疾患:11万人
肺炎:10万人
自殺:2万人
交通事故:4千人

自殺のほうが倍くらい多いことにショックを受けますね。。
自殺者の平均年齢は50歳くらいだと思います。

参考:厚生労働省 オープンデータ
コロナの死者数はこちらのデータを参考にしました。
※初期はまだコロナ死者が少なかったので、それなりに増えてきてからの1年間で集計。

参考:日経Gooday30+ インフル関連の死者、年約1万人
インフルエンザの関連死者数は広く言われていることなので、参考としてこちらの記事を挙げておきます。

インフルによる直接死は、年によってばらつきはありますが、日本で年間約3000人です。
参考:厚生労働省 人口動態統計2019死因別死亡数
※2ページ目下部にインフルエンザの記載があり、3575人となっています。

ちなみに参考までに、インフルエンザの感染者数コロナの陽性者数も比較すると、以下のようになります。

新型コロナ陽性者数:約47万人(2020/4〜2021/3)
インフルエンザ感染者数:約1000万人(例年の平均)

新型コロナの実際の発症者数は、おそらく20〜30万人程度だと思われます。

また、実際のコロナ死者数をECMOや人工呼吸器を使った末亡くなった人の数から年間で1000〜1500人と考察している動画も興味深かったです。
かなり実質的な算出方法ではないかと思いました。

年齢別

年齢別に見ると、インフル、コロナとも高齢者の死亡率が高いのは当然ですが、比較するとインフルのほうが新型コロナより若年層が亡くなる傾向が強いです。

上記のグラフは、とてもわかりやすかったので、2020年新型コロナと2019年インフルの比較してみたから引用させていただきました。

横軸の数値がいっしょですので、見たそのまま比べることができますね。
元の記事には糖尿病との比較も載っていて興味深いので、ぜひ参考にしてください。
 
 
また、2019年12月後半〜2020年1月前半にかけての、インフルエンザの年齢別入院患者数も例として貼っておきます。

高齢者だけでなく、10歳以下もかなり多いですね。

この点では、未来ある子どもが犠牲になっていない分だけ、コロナのほうがインフルよりひどくないという見方もできるのではないでしょうか。

参考:厚生労働省 2020年1月24日 インフルエンザの発生状況について
※最後のページに上記の表が載っています。

コロナ陽性者数の外国籍比率

最後にもう一点、簡単に触れておきたいのが、陽性者数のうちの国籍不明者の比率についてです。

以下のツイートで厚生労働省発表のデータをグラフ化してくれていたので、参考にさせていただきます。

オレンジの部分が国籍不明者となっています。
調査中のデータが含まれるのはわかりますが、それにしてもなんでこんなに国籍不明が多いんですかね?

もしも、外国籍が陽性者のうち多数を占めるということになれば、感染対策に抜本的に見直しが必要なのではと思います。
後から判明分も含めて、週次あるいは月次などでもいいので、外国籍比率がもう少しはっきりわかるようにするべきではないでしょうか?

Ct値について40〜50と書いてありますが、これはどこで確認できるのか、ちょっと今のところわかっていません。
わかりましたら、また追記しようと思います。
ツイートに飛ぶと、スレッドに他にもいろいろ情報がまとめられていましたので、興味がある方は見てみてください。

つづく

まずは、「コロナ騒動を考えよう」第一弾として、日本の死者数やコロナ死のカウント方法、インフルエンザとの比較などについて見てきました。

他にも
・無症状者から感染するのか
・マスクは効果があるのか
・PCR検査についての疑問
などを別記事で取り上げようと考えています。
(2021/5/12追記:書きました→「コロナ騒動を考えよう」第二弾

今回取り上げた内容だけでも、大手メディアが毎日報道しているイメージとは違ったデータが確認できたのではないでしょうか。

「テレビで言っていたから」と鵜呑みにしてしまうのではなく、
「どういう根拠があって、こう言ってるのだろう?」
「これって本当なのかな?」
「どういう意味があってやっているのだろう?」
と掘り下げて、自分で調べて、データを見て考えることが大事だと気付かされました。

現在の報道は、もちろんすべてが嘘だなんてことは言いませんが、偏った意見ばかり取り上げたり、グラフの見せ方で印象操作のようなことをしたり、ひどい報道がたくさんあります。
どうか恐怖に捕らわれずに、物事を確かめる姿勢を持っていただければと思います。

より良い世の中になるよう、日々祈っております。

以上!