幹事長って何する人?

民進党の代表選やその後の人事のニュースを見て、「てか、それぞれ何する人なの?」って思ったので、調べてみたよ。

党によって役職の名前がちがうようなので、わりと共通の役職っぽいのから行こう。

・幹事長
党首を補佐して、党の運営をするナンバー2。
選挙を指揮したり、資金管理したり、政策を考えたり、党の人事を考えたり、他党と交渉したり、などなどをする。

その中でも、お金の管理と、選挙の指揮が一番メインの仕事らしい。資金を工面したりとか選挙で誰を公認とするか決めたりする。なるほど、つまり、えらい(語彙力不足)。

選挙で敗北した場合に、党内から責任を問われて幹事長やめたりするのは、つまり選挙指揮のトップだからなんだね。
特に与党の場合は、党首は内閣総理大臣となるので行政で忙しい。ので、党の運営を党首に代わって担うことになる。

・政務調査会長(略して政調会長)
党内で政策を話し合ってとりまとめを行う人。
下に各部会があって、それぞれの分野でこういう法律が必要だ、とか考えているらしい。

・国会対策委員長(略して国対委員長)
他の政党と国会運営について折衝する人。
国会の日程どうするかとか、議事の進行予定とか、各党の国対委員長が集まって話し合うっぽい。

・選挙対策委員長(略して選対委員長)
これはわかりやすいね。選挙の対策をする人。
ここまでの役職はたぶんどの党でもあるのだと思われる(名称はちがう場合があるかもだけど)。


・代表代行
これがわからん。とりあえず民進党では代表、幹事長に次ぐ役職。
らしいけども、役割分担とかどうなっているんだろう。調べてもよくわからなかった。

何がわからんて、例えば「副代表」っていうポジションもあるのですよ。これは複数人いる。
そして「幹事長代行」(1人)もいるし「幹事長代理」(2人)もいるのですよ。
序列的にはそれより上だということはわかったけど、なんかもう名称がわけわけめ。

ちなみに、党首の呼称も民進党や公明党では代表だけど、自民党では総裁。共産党では中央委員会幹部会委員長。ながい。


自民党での党三役という重要ポジションは、政調会長、幹事長、総務会長の3つ。
ほうほう、総務会長とはなんですか。

・総務会長
党内での揉め事を解決する人。
「総務会」という組織が党内にあり、自民党内部で人事やら政策やらで意見が対立した際は、総務会で意見調整して「これでいこう」って決めるらしい。

意見の対立があった場合、
大きい事案は「党大会」(年に1回しかない)で党員みんなで多数決して決める
→党大会にかけるほどでもない事案は「両院議員総会」で決める
→もうちょっと重要性が低い事案は「総務会」で決める

なるほどねー。


各党の人事のページ見てみたけど、自民党とかものっすごい役職いっぱいありすぎた。
こう微妙にいろんなポジション作らんと、序列的に誰か立てたりしないといけなくて、難しいんだろうなぁ。

自民党の人事ページ(上のタブで切り替え)
https://www.jimin.jp/member/officer/#tab_01
民進党の人事ページ
https://www.minshin.or.jp/about-dp/board

お勉強になりました。