【書評】「東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない」著:ときど

  • 2020年2月25日
  • 2020年4月12日
  • 読書

こんにちはー。くまぽろです。

2020年の3冊目。
東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない」の書評です。

格闘ゲームはほとんどやったことないですが、ゲーマーとして気になる一冊だったので読んでみました。

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東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない

東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書)
著:ときど(本名は谷口 一(たにぐち はじめ))

格闘ゲームプロゲーマーときどさん初の自著。

わたしは格ゲーは全然詳しくないので知りませんでしたが、本の中でも書いてあるとおり、格ゲー5神」の一人であり、かつ、世界大会における優勝回数が世界一とのこと。

つまり世界一じゃん、やば!
 
 
kindle unlimitedに入っている方は、無料で読めます〜。


本の概要

優勝回数世界一のプロゲーマー、初の自著!

ゲームと勉強をリンクさせて東大に合格、バイオマテリアル研究の成果が国際学会で評価された人物は、なぜエリートコースを捨て、未開の地だったプロゲーマーの世界へ進んだのか?
さらに彼はプロ入り後、順調に勝ち星を増やしていたにもかかわらず、最大の武器である合理性を手放すことを決意する。
論理の限界にぶつかったIQプレイヤーは、何を考え、どう行動したのか――ゲームをとおしてたどりついた、新しい勝利の方程式。

「ゲームをしていたのに、東大に入れたのか。ゲームをしていたから、東大に入れたのか。――僕の場合は後者であろう」
「合理性や効率を極めた僕だからこそ、それだけでは勝てないことを身をもって学べた」
「練習に付き合ってくれるプレイヤーたち。働いて家庭をもち、一線を退いた彼らの『おれの分まで、頼むよ』という想い。彼らが、僕のモチベーションの源泉だ」

(すべて本書より要約)

Amazonより引用

ときどさんの考えが非常によく伝わる本なので、プロゲーマーに興味がある人だけじゃなく、全然ジャンルは違っても将来の進路に悩んでいる人にとっても、読むとすごく刺激になると思います!
 
 

ときどさんのプレイ動画

ゲーマーとして気になるから、プレイ動画はぜひ見たいところ。

しかし検索したんですけど、意外にもYoutubeチャンネルなどはないんですね〜。
意外過ぎる、なんで無いんだ。

こちらは、ストリートファイター5の2016年の世界大会決勝戦の動画
チーム戦5対5の勝ち抜き戦のようなんですけど、なんと一人で5タテ(5連勝)してしまいます!
 
 

 
 
実況・解説は英語でほとんど何言ってるかわからないけど、「ときど、やべえええええ!!!ww」って感じですごい盛り上がってるのは伝わって、めっちゃおもしろいので、ぜひ見てみてください。笑

ってか、みんなジョイスティックの大きなコントローラでやるんだねぇ。そこらへんから何も知らないので、逆におもしろい。

わたしは主にスプラトゥーンをプレイしてて、その界隈のプロゲーマーの人々は毎日のように動画見ててよく知ってるんですが、また新たな世界をのぞいた気分でした。
 
 

ときどさんの人柄や考えがおもしろい!

子供のころ〜高校生、大学時代、プロになる決断をしたとき、プロになってから、と時系列で話が進みます。

  • 親にゲームを買ってもらうため、ゲームやってても怒られないために勉強もがんばってた
  • 基本的にお調子者で、ちょいちょいやらかしてしまったり
  • 大学に入るなら東大以外考えていなかった
  • 意外にも、大学時代はゲームをほとんどやめ、研究に没頭してた
  • ずっと合理的な試合運びに徹していたのに、プロ入り後にそれをやめた

などなど、ときどさんの人柄や物事の考え方がよくわかり、とてもおもしろかったです。
まぁ、道なき道を切り開いていく人の話がおもしろくないはずはないよね〜。
 
 
一番ぐっと来るのは、大学院〜プロ入りを決断するところ。

研究熱心な先輩に感化され、研究にのめりこんだ大学時代。

ときどさんの一つの失敗をきっかけに、先輩が大学を離れることになり、
「自分は情熱の火を分けてもらっていたんだ。自分で火をつけることができるわけじゃない、そういう人間なんだ」
と気づきます。

今まで散々、ゲームに研究に没頭してきた人が、そう気づく瞬間を想像して、ぞわっとしました。
でもそこで折れないのがまた強さの秘訣なんだろうなと。

失意の底で就職など先のことを考えて悩んだ結果、格ゲーが好きで好きでのめりこんできた自分の気持ち、格ゲー界でみんなからもらう情熱の火、「将来、後悔したくない」という思いから、プロゲーマーの道を歩む決断をします。

本の副題にもある「論理は結局、情熱にかなわない」。これに尽きますね。

うん、ほんとに良い本でした。

以上!