【書評】「ユダヤ人大富豪の教え」本田健

『ユダヤ人大富豪の教え』
著:本田 健

ユダヤ人大富豪の教え

すごくおもしろく、かつ読みやすかったです。
内容としては、お金持ちになるにはどういう考え方をしたらいいか、大事なことは何か、という話。
会話形式で言葉がやわらかいので読みやすく、頭にすんなり入ってきます。

以下、自分的におもしろかったり考えされられたりしたところをピックアップ。

・お金持ちになるには、大好きなことをすること。
大好きなことにめぐり会うには、目の前のことを愛して、全力でやること。
得意なことと好きなことは違う。

この最後の、「得意なことと好きなことは違う」というのに、ハッとさせられました。

・好きな分野で成功している人を探す。そして、その人に付いて成功に必要なことをすべて学ぶ。100%すべて。

やっぱりメンター(良き師)って必要なんですね。『金持ち父さん 貧乏父さん』でもメンターや仲間が必要って言ってます。

・もらうのではなく、与える。
・思考や感情をコントロールする。
・良いイメージをもつ。わくわくすることを考える。

『七つの習慣』『金持ち父さん』にも同じ話出てきます。やっぱり共通してるんですね。

特に、自分の思考をもっと意識するために、自分が考えていることを一日中ノートに記録する、という方法がでてきて、おもしろうそうだと思いました。意外な自分を発見しそう。
ただ、ずっとノートに書くっていうのがなかなか難しいんですよね・・・工夫する必要がありますね。

また、行動の先をイメージするときに、ネガティブなイメージを持たないようにしようと思いました。
わたしは基本的に自分のことを運が良いと思ってるので、その点はすごくいいんですが、やっぱり自分が苦手なことだったりすると、うまくいくイメージがもてないときあるんですよね。
そういうときも良い結果のイメージをまずして、そこにどうしたら行けるか考えるようにしなくては!

・スピーチの天才になる。
・人脈を広げ、使いこなす。

この2つの苦手感はんぱないです。でもだからこそ積極的にやってみなきゃなぁ。
人脈を耕して、人前で話すことも上手くなって、その上で自分より優れた人を巻き込む力、リーダーとしていろいろな人とつきあう力を身につけたい。
メンターを探すのにも、まずは人脈作りしないとですしね!

・売る力が大事。

スタートアップをやっていたときに、痛感したこと。それは、チームに絶対必要な力は、売る力だということ。
正直、必須度的に、「売る力 > 作る力」だと思いました。

わたしはエンジニアだし、決して作る力を軽視することはありません。
それでも、何が一番重要かというと、やっぱり売る力です。

すごく良いプロダクトができても、売る力がないと売れない。
でもプロダクトはそこそこでも、売る力があれば売れます。

もちろん両方あるのが理想です。
ただ、今のわたしには売る力がなくて、それが人頼みになってしまうのがとても歯痒かった。
これもすごく鍛えたいと思っている部分です。

他にもいろいろ大事なことが出てきます。
そんなに長くないので、すぐ読めちゃいますが、内容はすごく考えさせられます。
お金持ちになるため、っていうだけじゃなく、幸せになるために、読む価値のある本だと思います。