こんにちはー。くまぽろです。
2020年の1冊目は「夢をかなえるゾウ」を読みました!
ゾウの姿をした神様「ガネーシャ」が、夢をかなえるにはどうすればいいのかを教えてくれます。
おっさんみたいなガネーシャが、なぜかだんだんかわいく思えてくる、笑える成功本です。
夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ
著:水野 敬也(みずの けいや)
夢をかなえるゾウは、かなり有名な本ですよね。
わたしも名前はずっと知っていたんですが、最近ようやく読みました。
あらすじは、こんな感じ。
そこへある日突然、ガネーシャというゾウの姿をした神様が現れ、主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけの怠惰極まりない生活を始めます。
もうすでに設定が…笑
「今からワシが出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――」。
主人公とガネーシャの漫才のような掛け合いで、「成功するためにはどうしたらいいか?」「そもそも成功とは?」という自己啓発書のメインテーマを説いていきます。
- 夢をかなえたい
- 成功したい
- お金持ちになりたい
- 有名になりたい
- 本当はやりたいことがあるのに、できてない
- 自分にしかできないことがしたい
・・・
などなど、理想と現実の自分がかけ離れてしまっている人ってたくさんいると思います。
そんな人に向けて、神様のガネーシャが「夢を叶えるにはどうしたらいいか」を教えてくれる本です。
という紹介もされているように、「読むだけで終わっちゃってない?」と強く問題提起をしてくれます。
ちなみに、kindle unlimitedの読み放題対象本です。
では、この本の特徴や良いところをピックアップしていきます〜。
ガネーシャのキャラが良い
まず、ガネーシャのキャラがね、ほんとおもしろいんです。
表紙の絵のゾウがガネーシャ。見た目も話し口調も、だいぶおっさんぽいです。
しかもよく食うわ、甘いものには目がないわ、タバコ吸うわ、ゲームしまくるわ、自由気ままで、「ほんとに神様なの?」っていうキャラクター。笑
いっしょに出かける(人間の姿に変身できる)と、けっこう無茶苦茶なこともしでかして笑えます。
お釈迦さまといっしょに富士急ハイランドに行く話とか、神様なのに「こいつら、まじで何してんのww」って思っちゃいました。
でも、主人公に対して語る言葉は、妙に痛いところを突いてくる。
ついつい話に引き込まれてしまいます。
読みすすめるにつれて、だんだん愛着(?)が湧いてきて、なんだかかわいいとすら思えてきます。
笑える成功本っていうジャンルがあんまりないので、新鮮でした。
とにかく実行せよ!
この本が重視している点として本当にすばらしいところは、
「ガネーシャの課題、実行しました?」
とちゃんと聞いてくれるところです。
「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」
それは、読んでも実行する人は少数で、さらにやり続けられる人はその中のさらにごく少数だからです。
本の内容が疑わしいと思ってやらないのならわかります。
でも、多くの人は本から感銘を受けたのに、その内容を実行に移しません。
やったとしても長くは続かない、三日坊主になってしまう人がほとんどです。
夢をかなえるゾウは、それがわかっているからこその、本の構成になっています。
主人公はそれを、その日1日のどこかで絶対に取り組んで帰ってくる。
これがこの本でのルール。
1つの章は短めで5〜10分くらいで読める量です。
ものによっては、「今日やるのはちょっと無理」というものもなくはないですが、ほとんどがやろうと思えばできるものです。
無理なものも、やる気さえあれば1週間以内くらいにはできることです。
ぜひ、主人公といっしょに、課題をこなして次に行くのをおすすめします。
読むだけ読んで実行しないのでは、結局今までどおり変われません。
読んで良かった一番の教え
わたしが一番読んで良かったと思ったのは、最後の課題の1つ、
「サービスとして夢を語る」の章。
それまでのたくさんの課題を通ってきたからこそ、意味がよくわかるんです。
自分の夢を聞かれたら、あなたは何て答えますか?
「○○(職業)になりたい」
「人に認められて、有名になりたい」
「広くてステキな家に住みたい」
こういうのも全部もちろん自分の夢としては良いんですが、あくまで「自分だけの夢」なんですよね。
人に話して
「それ良いね!その夢がかなったら、わたしも幸せになる!」
と思ってもらえるような形になってない、ってことです。
自分が成し遂げたいことが叶ったときに、それを見た人・使った人にどういう影響をもたらすのか、その結果その人はどういう気持ちになるのか。
画期的な商品を生み出したら、使う人の生活が便利になる。
ぐっと来る感動的な歌が作れたら、聴く人に希望を与えられる。
自分の成功が、誰かの成功を手伝うことになるかもしれない。
どんな形でも良いので、望む人に何かを与えるものであれば、その人達も共感して、応援してくれます。
そうなったら、自分ひとりが願うものより、圧倒的に叶いやすい夢になりますよね。
これがガネーシャの「サービスとして夢を語る」の課題でした。
夢について本気出して考えてみた
わたしはやりたいことはたくさんあるけど、夢ってほどのものを持ってる意識は正直ないです。
でもね、パッと浮かんでから、やっぱりそれだな感がひしひしと湧いてくるものがありました。
それは、「人をわくわくさせるゲームを作ること」。
中学生になるころにぼんやり思った夢を、今もまだ抱えてるんだなって思いました。
「わくわく」はわたしにとってのキーワードなので、この楽しい気持ちを他の人にもあげられる「ものづくり」がしたいです。
あと、「学ぶ楽しさ」を伝えることも、自分のやっていることの根底にさりげなく共通して流れてるものです。
今やってる、一級建築士試験の勉強のためのWebサービス「速学」や、詰碁を楽しく続けるための「囲碁くま詰碁」アプリもね、ジャンルは全然違うんですが、やっていることはわりと近しいというか。
何かを勉強して、新しいことに気づいたり、自分の成長を感じることって、すごくおもしろくてわくわくすることで。
ゲームだって、「たかがゲーム」っていう人もいるかもしれないけど、真剣にやったら必ず気づきや成長があって、わくわくしておもしろいんですよ。
それを体験できたり、伝えられたりするものを、自分の人生の中で手がけていきたいなって思います。
よし!これで「サービスとして夢を語る」の課題も終了!
ガネーシャ!一応だけど、全部課題やったぞー!
おわりに
そんなわけで、めっちゃ良い本です!
興味のある方はぜひ読んで、ガネーシャの課題を実行してくださいね〜。
夢をかなえるゾウは続編(2と3)もあります。(2021年3月追記:4も発売されてました)
読んだ友達から話を聞いたら、「それ絶対笑えるじゃん」というあらすじだったので、そのうち読みたいと思います〜。
ではでは。以上!