こんにちはー。くまぽろです。
今回はジャンルとしては、自己啓発系、メンタル・トレーニング系になるのかな。
草薙龍瞬の「反応しない練習」を紹介します。
「反応しない練習」草薙龍瞬
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
著：草薙 龍瞬（くさなぎ りゅうしゅん）
★★★★★
実は去年も読んだのですが、すごく良かったので紙の本を書い直し、もう一度噛みしめるために再読しました。
去年はkindle unlimitedで読めた記憶があるんですが、現在は対象外になってますね。
Amazonのベストセラーに入ってました。
この本は、仕事で悩みがある人、対人関係に悩んでいる人、よくイライラしてしまう人、自分に自信が持てない人、人生や未来に漠然とした不安がある人…、本当にすべての人にとって読む価値があると思います。
概要
“独立派”出家僧が教えるあなたの悩みを解決する「原始仏教」入門！
誰かの言葉にすぐ反応。
SNS、ツイッター、ネット記事に常に反応……毎日、ムダな「反応」をしていませんか？
すべての「苦しみ」は、自分が「反応する」ことから始まっています。
それを理解することが、悩みを解決する第一歩です。
その事実と、具体的な方法論を教えてくれるのは、2500年前の悟った人、ブッダ(原始仏教)。
本書では、原始仏典を紐解きながら、現代人の人生に活かせる合理的な考え方を紹介します。
何歳からでも始められる――「感情を、上げもせず、下げもしない」ブッダの方法。
—Amazonより引用
感想
わたしは仕事も自営業で、会社勤めの方に比べたらストレスなんて無いほうだし、悩みはまぁ無くはないけど、基本的に幸せを感じて生活できています。
なのに、なんでこの本に目が止まったかと言うと、周りの人を見ていて「イライラしがちな人でも、たぶんそれを穏やかにする方法はあるんじゃないか」と常々感じていたからでした。
なので、自分ごとじゃない体で読み始めたんですけどね、読み進めるうちにどんどん、「人の振り見て我が振り直せ」だと気がつきました。
わたしは自分がそんなにイライラしないタイプなので、逆にちょっとのことでイライラしてしまう人を見ると、「イライラしても解決しないし、不幸せな時間を自分で作り出してしまってるし、周りの人にもその空気を伝播させて良いことないのに…」と思ってました。
でも、その人のイライラがいざ自分に向けられると、「は？なんでイライラせずに普通に聞けないの？」とか完全に引きづられてたんですよ。
この『反応しない練習』を読んで、書いてあること全部自分にあてはまることだなって気づかされました。笑
そして、わかりました。
相手が何を言ってどう振る舞ったとしても、それと自分の「心の反応」は別で、切り離せるんだなって。
自分の頭の中で考えてるほとんどのことって、「妄想」であり「判断」であって「実在しないもの」なんだなって。
わかることと、実際行動できることは別物ではあるんですが、わかっただけでかなり気楽になりました。
内容がちょっとでも気になる方は、ぜひ本を読んでみてください。著者の草薙さんの穏やかな語りもすごく良いです。
読んで一番すぐに実生活に生かせるようになったことは、「記憶に対して怒らない」ってことです。
過去の記憶（ケンカのときの言い合いとか）に対して、思い出してまたムカついたりすることってあるじゃないですか。
でもね、そうやって思い出してるときに気づけるようになりました。
「あ、いま自分は記憶に対して反応してる」って。
こうやって、常に判断する自分を見つめる目を養っていきたいです。
最後に、細かいことだけど。
表紙の題字のフォント、よく見たらだいぶ変わってておもしろかったです。
全体的にきれいですっきりしているフォントだけど、反や練の払いの部分がちょっとかわいい。枝毛みたい。笑
以上！