【書評】「新型コロナワクチン副作用が出る人、出ない人」近藤誠:因果関係はどうわかる?

こんにちはー。くまぽろです。

こちらもコロナワクチン関連本です。
近藤誠先生の「新型コロナワクチン副作用が出る人、出ない人」を紹介します。

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「新型コロナワクチン副作用が出る人、出ない人」近藤誠

新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人

著:近藤 誠(こんどう まこと)

★★★★☆

続けてワクチン関連の本を読みました(読んでからここに書くまでの間に数ヶ月経ってしまったけど…)。

近藤誠先生は「医者に殺されない47の心得」という本(130万部のベストセラーで、医療の闇を指摘したもの)が有名です。

そんな医師の方が、今のコロナという病気やそのワクチンをどう見ているのか、気になる方はぜひ一度手にとってみてください。

概要

新型コロナワクチンの有効性と副作用の実態

ワクチンを打つ前に知ってほしい最新情報を公開!

第1章 変異株の疑問に答える
第2章 ワクチンの必要性
第3章 よくわかる免疫の仕組みQ&A
第4章 人々が知らされていないワクチンの不都合な真実
第5章 コロナワクチンの特徴と臨床試験
第6章 ワクチン接種後の死亡例と副作用
第7章 日本人の副作用死の実情
第8章 結局、ワクチンは打った方がいいの? etc

新型コロナとワクチンについて、わかりやすく解説しています。

・インド株は本当に脅威なのか?
・日本人にアナフィラキシーショックが多いのはなぜ?
・新たな副作用「血栓症」と「脳卒中」はなぜ起こるのか?
・副作用は女性に多い、は本当か?
・若い世代にワクチンは必要なのか?

これからワクチンを打つ予定の若い世代やお子さんのいる親御さんたちにも広く読んでいただきたい一冊。

Amazonより引用

まとめと感想

1章は主に変異株についての話。
変異して毒性が強くなる可能性はあるが、それだと人間の細胞が死ぬのとともにウィルスも死んでしまうので拡散の機会が減る。
だから弱毒化していく(強毒化したものは残らない)。

イギリスではロックダウンが有効だった可能性について書いてるんだけど、これは違う主張もあって、どうなのか気になるところ。
ロックダウンに意味がないという主張もいくつか見た。日本でも人出の増減と感染者数の波は相関していないらしい。
しかし、ロックダウンが抑止に結びつかないとなると、それって感染症じゃなくない?って思ってしまう。
気温の変化とか、自分の疲れ具合とか、うつるのではなく他の要因でなる率が高いってことでは?そうすると全然話変わってきてしまうけど。

2章はワクチンの必要性について。
日本のファクターXは複合的な原因と思われること。BCGによる交差免疫説など。

3章は免疫の仕組み。
簡易的だがわかりやすい。抗体免疫と細胞免疫について、今までも数々の記事を読む中でおぼろげに知っていたが、より整理されてよかった。
最後のコラムで、マスクはもちろんのこと、手洗いうがいにも効果がないという結果になった比較試験を紹介してて興味深かった。

4章からいよいよ本題といったところ。人々が知らされていない、ワクチンの不都合な真実。

「インフルエンザは検査病」という話は知らなかった!
1997年までは年々インフル患者(=症状を見て医者が判断)は減り、1万人を割ったが、1999年に「綿棒検査」が導入され、インフルと診断される数が激増。
コロナがはじまる前までは毎年1000万人以上がインフルと診断されていた。
つまり、PCR検査してコロナだと診断してる(=症状で風邪と区別できない)のと全くいっしょだったってことか。

臨床試験のところも詳しくて良い。
ワクチン有効率の勘違いさせやすさの指摘から、治験で謎に除外された事例や、ファイザー社の社長がワクチンの有効率発表後に自社株を大量に売っていることまで書かれてる。

副作用死のところも個々の事例を取り上げて、因果関係があるかどうかの推測を、著者が報道発表からどのように読み解いているか知れて参考になる。

副作用死の認定基準についての主張が本当にその通りだと思う。
厚労省審査会などがワクチン以外に明確に原因があったことを証明できない限り、それまで主な病気などがなく、突然死した場合はワクチンが関連した疑いがある、と判断されるべきだ。

そもそも、なんでもそうだけれど、商品を売りたい側と買う側には基本的に利益相反の関係性がある。
商品を売りたい側は、優れている機能など良いところを推して、悪い部分にはあまり触れられたくないというのが常だ。
これはまぁ関係性としてそういうものだからしょうがない部分はある。だから買う側が賢く選択する必要がある。

医療を商売だという目線で考えない人(あるいはお医者さんはみんな善人だと思ってる人)が多いので、この利益相反を意識していないのかな。
医者や製薬企業は基本的に薬を買ってほしい。
本当に必要でそれを処方する場合ももちろんあるだろうが、別になくていいのに(あるいはむしろ薬を飲まない方がいいのに)処方する場合も当然あると考えるべき。
なぜならそれで医者や製薬企業は儲かるから。
だから、専門家が言っているんだからと鵜呑みにせず、自分なりに他のソースから知識を得て調べた上で納得できるなら薬をもらう、と判断すべきだ。
 
 
最後の緊急追記が本当に重い…死者が格段に増えたことを196人の時点で危惧している。
そして厚労省審査会はワクチンと因果関係があると認める気は無いと断じている。

もういまや1400人以上(2022年2月時点)だよ…最大の薬害になっていることはもはや疑いがないと思う。

超過死亡もワクチン接種を始めてから異常に増えている。
コロナであれだけ騒いだ2020年には死者がふだんより減り、ワクチンを打ち始めてから死者が増えていることを、どれだけの人が認識しているのだろう。
以上!